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尼崎消化器疾患談話会司会
昨日、第28回の尼崎消化器疾患談話会が行われました。
県立尼崎病院消化器科の先生を中心に10年前に発足され、消化器専門の開業医や一般病院の先生方と一緒に、年3回行われています。症例検討や特別講演が中心です。開業して間もなく、私も世話人に入れていただき、会の企画などに携わっています。
今回は兵庫医大 内科 下部消化管科の樋田信幸先生をお招きし、『機能性消化管障害』についてご講演いただきました。聞き慣れない病名ですが、機能性胃腸症、過敏性腸症候群などと概念的には同じで、内視鏡検査などで明らかな異常がないのに胃腸症状を訴える病気の総称です。これといった特効薬もなく、治療に難渋することも少なくありません。生活環境や排便習慣など細かな問診を行う必要があります。心療内科や神経科を受診される方もおられます。私がご講演の司会を担当しましたが、大変わかりやすく疾患の概念から診断、治療にいたるまでお話しいただきました。会場は開業医から病院の先生と幅広い年齢層の方々に多数お集まりいただき、質疑応答も活発で好評のうちに終了いたしました。樋田先生、お忙しいところ本当に有り難うございました。