院長紹介
院長 浜本 順博(はまもと のりひろ)
経歴
昭和60年 | 大阪星光学院高等学校卒業 |
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平成3年 | 大阪医科大学卒業 大阪医科大学 第2内科(消化器内科)入局 |
平成5年 | 神戸労災病院消化器科 |
平成7年 | 財団法人早期胃がん検診協会中央診療所 |
平成8年 | 大阪医科大学第2内科 |
平成11年 | 医学博士取得 |
平成12年 | 大阪医科大学第2内科 |
平成14年 | カロリンスカ病院(スウェーデン)消化器内科内視鏡部勤務 |
平成16年 | 浜本クリニック副院長 |
平成22年 | 浜本クリニック院長 |
平成26年 | 医療法人社団浜本クリニック 理事長 院長 |
専門分野
消化器疾患、消化管(食道、胃、大腸)の内視鏡検査、特に大腸がんの内視鏡診断と治療
取得資格
- 日本消化器内視鏡学会 消化器内視鏡指導医・専門医
- 日本消化器病学会 消化器病専門医
- 日本内科学会認定内科医
役職
- 日本消化器内視鏡学会 学術評議員
- 日本消化器病学会 近畿支部評議員
- 大腸疾患研究会 運営委員
- 関西早期大腸癌勉強会 顧問
所属学会
- 日本消化器病学会
- 日本消化器内視鏡学会
- 日本大腸肛門病学会
- 日本内科学会
ベスト・ドクターズ選出
当院院長の浜本順博が2014-2015、2016-2017、2018-2019、2020-2021、2022-2023と連続して、ベストドクターズ社(The Best Doctors in Japan)の「ベスト・ドクターズ」に選出されました。
“ ベストドクターズ社 ”は、1989年にハーバード大学医学部の医師2名によって創業されました。
同社は各分野で優れた医師について、医師同士による相互評価をもとに、名医・専門医を選出する調査を行っています。
この調査は、医師に「自己または家族の治療を、自分以外の誰に委ねるか」という観点から、他の医師についての評価を伺うことで進められるものです。
最終的に一定以上の評価を得た医師を名医・専門医(Best Doctors in Japan)として選出しています。
現在、日本では約7000名の医師がBest Doctorsに選ばれています。
開業後の学会活動
学会・研究会名 | タイトル | 講演・司会・指導 | 年月 | 場所 |
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平成内視鏡ミーティング | 早期大腸癌の内視鏡診断と治療 | 講演 | 2004.11 | 京都 |
日本大腸検査学会総会 | CT colonographyにおける 早期大腸癌描出能の検討 |
指導 | 2004.11 | 東京 |
同上 | 側方発育型大腸腫瘍における 内視鏡治療戦略 |
指導 | 2004.11 | 東京 |
同上 | 大腸腫瘍に対するEMRー従来法と 切開・剥離法(シンポジウム) |
司会 | 2004.11 | 東京 |
関西腸疾患セミナー | 大腸におけるESDの位置づけ | ディスカッサー | 2005.02 | 大阪 |
日本消化器内視鏡学会総会 (DDW-Japan2005) |
炎症性腸疾患における 平坦絨毛状粘膜の重要性 |
ワークショップ発表 | 2005.10 | 神戸 |
同上 | 側方発育型大腸腫瘍に対する 内視鏡治療ースネアEMRを 重視する立場から |
シンポジウム指導 | 2005.10 | 神戸 |
同上 | 大腸拡大(一般ポスター) | 司会 | 2005.10 | 神戸 |
尼崎消化器疾患懇談会 | 大きな大腸腫瘍に対する 内視鏡治療 |
講演 | 2005.10 | 尼崎 |
兵庫県内視鏡治療談話会 | 側方発育型大腸腫瘍に対する 内視鏡治療戦略 |
発表 | 2005.11 | 神戸 |
日本消化器内視鏡学会 近畿地方会 |
側方発育型大腸腫瘍に対する 内視鏡診断と治療戦略 |
シンポジウム指導 | 2006.03 | 大阪 |
関西労災病院 「糖尿病スクール」 |
糖尿病と肥満 | 講演 | 2006.03 | 尼崎 |
大腸疾患研究会 | 司会 | 2006.04 | 大阪 | |
日本消化器内視鏡学会総会 | pit pattern診断における 大腸sm癌の深達度診断 1000µm未満・以深の鑑別診断の検討 |
シンポジウム指導 | 2006.05 | 東京 |
尼崎市医師会 「学術デー」 |
消化管における 内視鏡診療の最前線 |
講演 | 2006.06 | 尼崎 |
整形外科プライマリケア 勉強会 |
消化管疾患の診療について | 講演 | 2006.07 | 尼崎 |
日本大腸検査学会総会 | IBD長期経過例における 平坦絨毛状粘膜の重要性 |
シンポジウム発表 | 2006.09 | 大阪 |
日本消化器内視鏡学会 近畿地方会 |
大腸腫瘍に対する スネアEMRの工夫 |
シンポジウム発表 | 2006.09 | 京都 |
日本消化器内視鏡学会大会 (DDW-Japan2006) |
側方発育型大腸腫瘍に対する EMRの標準手技 |
パネルディスカッション 指導 |
2006.10 | 札幌 |
日本消化器内視鏡学会 近畿地方会 |
大腸腫瘍に対する外科と 内科の接点 ー側方発育型腫瘍を中心にー |
シンポジウム指導 | 2007.03 | 大阪 |
大腸疾患研究会 | ミニレクチャー 側方発育型大腸腫瘍に対する 内視鏡治療 |
講演 | 2007.04 | 大阪 |
日本消化器病学会総会 | 側方発育型大腸腫瘍に対する 治療方針 |
パネルディスカッション 指導 |
2007.04 | 青森 |
消化器病を語る会 (阪神消化器病診連携の会) |
無床診療所における 大腸ポリープの取り扱い |
発表 | 2007.11 | 尼崎 |
大腸疾患研究会 | 特別企画 | 司会 | 2008.06 | 大阪 |
尼崎市薬剤師会 集合研修会 |
腸の炎症性疾患に対する 診断と治療について |
講演 | 2008.06 | 尼崎 |
消化器病を語る会 (阪神消化器病診連携の会) |
内視鏡治療症例における病診連携のあり方 | 発表 | 2008.10 | 尼崎 |
学術の午後 | 内視鏡診療について -開業医の立場から | 講演 | 2009.01 | 尼崎 |
兵医大腸疾患研究会 | 開業医における大腸内視鏡治療の実際 | 発表 | 2009.11 | 尼崎 |
尼崎消化器疾患談話会 | 血便症例に対する無症診療所での対処法 ~大腸内視鏡検査の位置付け~ | 発表 | 2010.01 | 尼崎 |
日本大腸検査学会総会 | 内視鏡治療の工夫(day surgery) | ビデオワークショップ司会 | 2011.09 | 東京 |
日本消化器内視鏡学会総会 | 血便症例に対する無床診療所での対応 シンポジウム7(地域医療における内視鏡の役割) |
発表 | 2012.05 | 東京 |
阪神消化器病談話会 | collagenous colitisの4例 | 発表 | 2012.03 | 尼崎 |
尼崎消化器疾患勉強会 | 消化器疾患の外来診療 -開業後に経験した症例を中心に- |
講演 | 2012.05 | 尼崎 |
Next Lecture Meeting in 尼崎 | 消化器疾患の外来診療 -開業後に経験した症例を中心に- |
講演 | 2012.11 | 尼崎 |
日本消化器内視鏡学会近畿セミナー | 下部消化管腫瘍に対する内視鏡診断 | 講演 | 2013.01 | 京都 |
尼崎消化器内視鏡ミーティング | ESDの現状 | 司会 | 2013.07 | 尼崎 |
日本消化器内視鏡学会近畿支部例会 | 当クリニックにおけるcold snare polypectomyの現状 | 発表 | 2014.11 | 大阪 |
日本消化器内視鏡学会総会 | 無床診療所におけるcold snare polypectomyへの取り組みと現状 ワークショップ3(実地医家における内視鏡診療の現状と問題点への対策) | ワークショップ発表 | 2015.05 | 名古屋 |
大阪医科大学若手開業医師の会 | 当院における消化器診療 | 講演 | 2015.06 | 大阪 |
大腸疾患研究会 | 症例検討会司会 | 司会 | 2015.09 | 大阪 |
日本消化器内視鏡学会近畿支部例会 | 消化管癌の診断と治療における工夫 | シンポジウム司会 | 2015.11 | 大阪 |
大阪内視鏡セミナー | cold snare polypectomyへの取り組みと現状 | 発表と司会 | 2016.02 | 大阪 |
日本実地医家消化器内視鏡研究会 | cold snare polypectomyへの取り組み | 講演 | 2016.06 | 京都 |
大腸疾患研究会 | 特別企画 直腸・肛門部病変 | 司会 | 2016.06 | 大阪 |
Digestive Disease Summit 2nd | 私の大腸内視鏡挿入法と観察法 | 講演・パネリスト | 2016.07 | 大阪 |
大阪GIセミナー | 当院における内視鏡診療 -cold polypectomyを中心に | 講演 | 2017.02 | 大阪 |
阪神炎症性腸疾患研究会 | いま改めて見直す「5-ASA治療」 | 司会 | 2017.02 | 尼崎 |
関西早期大腸癌勉強会 | 症例検討会司会 | 司会 | 2017.03 | 大阪 |
消化器内視鏡セミナー | 大腸腫瘍の内視鏡診療 | 講演 | 2017.04 | 尼崎 |
開業までの学会報告と論文
学会報告
- 1)第63回日本消化器内視鏡学会近畿地方会(1999)
シンポジウム「2cm以上の広基性 大腸腫瘍に対する治療方針の選択」 - 2)第72回日本消化器病学会近畿支部例会(2000)
シンポジウム「 早期大腸がんにおける診断・治療の現状と将来」 - 3)第59回日本消化器内視鏡学会総会(2000)
パネルディスカッション「 大腸上皮性腫瘍の内視鏡診断とその取り扱い」 - 4)第60回日本消化器内視鏡学会総会(2000)
コンセンサスミーティング「 大腸smがんにおける浸潤度分類の問題点」 - 5)第65回日本消化器内視鏡学会近畿地方会(2000)
シンポジウム「 消化管がん内視鏡治療の現況と展望 (下部消化管) 」 - 6)第55回日本大腸肛門病学会総会(2000)
シンポジウム「 大腸早期がん診療におけるEUSと拡大内視鏡の位置づけ」 - 7)第66回日本消化器内視鏡学会近畿地方会(2001)
シンポジウム「 内視鏡治療と長期予後 胃・腸」 - 8)第61回日本消化器内視鏡学会総会(2001)
パネルディスカッション「EMRの適応と限界」 - 9)第68回日本消化器内視鏡学会近畿地方会(2002)
ワークショップ「安全に行える 消化管早期がんの内視鏡的治療手技」 - 10)第64回日本消化器内視鏡学会総会(2002)
パネルディスカッション「 早期大腸がんの診断ー現状から将来への展望」 - 11)第65回日本消化器内視鏡学会総会(2003)
シンポジウム「 大腸smがんの術前深達度診断とEMR後の追加腸切除の適応」 - 12)第65回日本消化器内視鏡学会総会(2003)
ビデオワークショップ「 内視鏡治療:偶発症防止のための手技と工夫ー大腸ー」 - 13)第67回日本消化器内視鏡学会総会(2004)
ビデオシンポジウム「 早期大腸がんのEMR-標準手技から先進手技まで」 - 14) 第70回日本消化器内視鏡学会総会(2005)
ワークショップ「 colitic cancerの早期診断を目指して」 - 15) 第70回日本消化器内視鏡学会総会(2005)
シンポジウム「 大腸腫瘍に対する内視鏡的切開剥離法は必要か?」 - 16) 第76回日本消化器内視鏡学会近畿地方会(2006)
シンポジウム「 消化管内視鏡up to date消化管」 - 17) 第71回日本消化器内視鏡学会総会(2006)
シンポジウム「 消化管拡大内視鏡の意義 下部消化管」 - 18) 第48回日本消化器病学会大会(2006)
パネルディスカッション「 大腸のEMRとESDの標準化」
主要論文
- 1) 大腸がんのX線像
総合臨床(永井書店)(1996) - 2) 大腸腫瘍に対する内視鏡的粘膜切除術の適応と限界 ー深達度と形態と大きさについて
早期大腸がん(日本メディカルセンター) 1998 - 3) 大腸腫瘍に対するEUSの実際.EMRの適応決定におけるEUSの有用性と限界.
早期大腸がん(日本メディカルセンター) 1999 - 4) 大きな(2cm以上)ポリープの取り扱い.内視鏡治療の適応と手技.
治療方針決定のための(質および)深達度診断 3)EUSを中心に
早期大腸がん(日本メディカルセンター) 2000 - 5) 早期大腸がんの深達度診断におけるEUSの有用性.
胃と腸(医学書院)2001 - 6) 大腸がんの内視鏡治療 IIa型,顆粒集簇型(IIa集簇型)
治療学 2002 - 7) 絶対浸潤距離からみた 大腸smがんに対する術前深達度診断能.
消化器科(科学評論社) 2003 - 8) EUSによる 大腸smがんの深達度診断
消化器の臨床(ヴァンメディカル) 2003 - 9)ワンポイントアドバイス 大腸内視鏡検査法
日本メディカルセンター 2004 - 10)局所遺残からみた 大腸広基性腫瘍に対するEMRの適応と再発予防
大腸早期がんに対する内視鏡治療後の再発
消化器科(科学評論社 ) 2004 - 11) 大腸smがんにおける浸潤度の臨床診断精度 超音波内視鏡検査を中心に
胃と腸(医学書院) 2004 - 12) 内視鏡診断のプロセスと疾患別内視鏡像(下部消化管)
日本メディカルセンター 2005
院長インタビュー
“専門技術”と“人とのコミュニケーション”
医師はこれら2つが追求できる素晴らしい仕事
医師を目指したきっかけは?
父親(浜本クリニックの先代の院長)が医師で親戚にも医師が多かったことが、まず医師を目指す契機になりました。
将来の職業を選ぶにあたっては、“専門的な技術・知識”と“人とのコミュニケーション”の両方が求められる仕事がしたいという思いがあって、医師はその2つが追求できる素晴らしい仕事だと思っています。
平成16年に副院長として浜本クリニックへ戻られていますよね?
元々、クリニックに戻って父親の跡を継ぐことを考えていました。正直なところ、もう少し大学で最先端の内視鏡診療を続けたかったのですが、父の年齢も考え決断しました。ただ開業前に1年間、内視鏡検査指導のためにスウェーデンへ留学することができたのは非常に良い経験となりました。開業後も最近まで、非常勤で大学の内視鏡検査に携わらせてもらっていました。
“内視鏡専門クリニック”
そして“地域のかかりつけ医”
内視鏡検査に力を入れられていますが、そのきっかけは?
父親の代の時は一般内科を中心に行う診療所でしたが、私が副院長に就任したタイミングで内視鏡検査を開始しました。
当時は内視鏡を専門にしたクリニックはまだまだ少なく不安もありましたが、大学時代に培ってきた経験を生かしたかったので、思い切って診療所を建て替え、内視鏡検査を主体としたクリニックにリニューアルしました。
また大腸カメラ検査の前処置に対する不安をお持ちの患者様が多かったので、数年前にクリニックの2階を個室の前処置スペースにしました。
これにより前処置に対する不安の解消に繋がっていると思っています。
浜本クリニックのコンセプト(診療理念)は?
私が診療をスタートする時にスタッフ全員に話をしたのですが、その時に言ったことが“内視鏡専門クリニック”としての側面と、“地域のかかりつけ医”としての側面の両方を持つクリニックを目指すということです。
それが、この地域で求められていることだと思ったからです。
当クリニックへは生活習慣病のために自転車で通われている方もおられれば、内視鏡検査のために自家用車や電車とバスを乗り継いで遠方からお越しになられている方もおられます。
大変ありがたいことに、内視鏡検査につきましては尼崎市全域から口コミでお越しいただいていますので、リニューアル当初のコンセプトは実現できているのかなと感じております。
クリニックをリニューアルした時のスタッフも多く残っていて、常に密接にコミュニケーションをとりながら日々診療を行っています。
そうしたチーム医療も当クリニックの強みだと言えます。
長年の経験で培った“高い診断力”
苦痛が少ない・安全な内視鏡検査
内視鏡検査に対するこだわりは?
安全であることです。
内視鏡検査時の苦痛を軽減させるために鎮静剤を使用するところが多いですが、過剰に投与すると呼吸の抑制や血圧の低下などのリスクが生じます。
当クリニックでも鎮静剤は使用しますが、患者様の年齢、体重などに応じて適量を使用することで安全に痛みを抑えるようにしております。
それに加えて、長年の経験で培った内視鏡挿入の技術力で苦痛の少ない検査を実現させています。
また、大腸カメラ検査時にポリープが見つかればその場で切除が可能ですが、この時も“コールドポリペクトミー”という出血の少ない方法で治療するようにしています。
コールドポリペクトミーは現在、全国的に主流になりつつある方法ですが、当院では初期の段階から積極的に行っていて経験・実績を重ねております。
浜本クリニックの内視鏡検査の強みは?
私が内視鏡専門医であることや、最新の内視鏡システムを導入していること、また苦痛・負担の少ない検査を実施していることなどですが、それらに加えて消化器内視鏡医としての“診断力”を挙げたいです。
特に大腸カメラ検査は私の専門領域で、当たり前のことかもしれませんが大腸疾患の診断学を勉強する研究会などへは開業後も欠かさず参加していて、内視鏡医としての診断力の維持・向上に努めております。
専門的な検査と地域医療を両立
“かかりつけの内視鏡医”という安心
最後に、ホームページをご覧の方へメッセージをお願いします。
内視鏡検査に対する意識の高まりとともに、積極的に胃カメラ・大腸カメラ検査を受けられる方が増えています。
一昔前は“内視鏡検査は大病院で受けるもの”という発想でしたが、今では地域のクリニックで同等の検査が受けられるようになったこともあって、“かかりつけの内視鏡医”という考え方が生まれています。
“専門的な検査”と“地域医療”の両立をはかる当クリニックでは、内視鏡専門医としての経験・実績を活かして精度の高い内視鏡検査をご提供するとともに、地域にお住まいの皆様のかかりつけ医として幅広い健康のお悩みにお応えいたします。