第49回関西早期大腸癌勉強会が開催されました。今回は防衛医大外科准教授の上野秀樹先生にご講演いただきました。タイトルは『大腸癌における臨床病理学の新たな展開―個々の大腸癌転移能をどのように捉えるか』。上野先生は外科医でありながら病理学への造詣が深く、長年にわたり大腸癌のリンパ節転移の危険因子に関する研究を続けておられます。日本における大腸癌の治療方針決定のためのガイドライン作成メンバーでもあります。今回は大腸癌の治療方針決定に関する現状やガイドラインの問題点など病理学的見地からとても濃い内容のご講演で大変勉強になりました。